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国保料値上げに怒りの声

 今年も7月に国民健康保険料納付額決定通知書が市役所から送られてきました。その直後から市役所の窓口に、高くなった保険料についてたくさんの市民が質問や相談に押しかけています。先日、近所の年金暮らしの方から「年金は増えるどころか減っているのに、昨年に比べて国保料が年額1万5千円も高くなった」との相談がありました。
 長引く不況や雇用の悪化で所得は年々下がるうえに消費税の増税が暮らしを直撃しており、度重なる国保料の値上げで、ますます払いたくても払えないほど高くなっています。
 2014年度池田市の国保会計では、平均所得63万8415円に対し一人あたり平均保険料は医療給付費分で年額7万4,847円、前年度本算定と比べると1万1,809円の値上げです。後期高齢者支援金・介護納付金は賦課限度額がそれぞれ2万円引き上げられたため平均では若干の引き下げとなりましたが、それでも合計平均保険料は12万3,122円で8,806円の値上げとなります。
 国保料値上げの原因は、国が国庫負担金をどんどん減らしてきたことにあります。保険料の半分を事業主が負担をしている被用者保険と同じように、もともと国民健康保険も国と国保加入者が50%ずつ負担していたのに、現在は国庫負担金が20数%に減らされ、本人負担が70%以上になっています。国の負担割合を増やし、市も市民の命と暮らしを守る立場から一般会計からの繰り入れを増額して、国保料の大幅引き下げを行うべきです。

# by susumu_namba | 2014-08-18 15:11  

6月議会の一般質問から

◆安全・安心のまちづくりを
 福島第1原発の事故処理も原因究明も進んでいないのに、政府・電力各社は原発再稼働へ動きだそうとしています。そのような中で、本年5月21日福井地裁は、関西電力に大飯原発の運転再開の差し止めを命じる画期的な判決をくだしました。
 判決は、「原発から250キロ圏内に居住する住民の避難勧告は過大と判断できない」としています。この「250キロ」とは福島第1原発事故の際に政府が想定した「最悪シナリオ」に基づいたもので、大飯原発から約80キロ圏内の池田市として、池田市地域防災計画の見直しの中で原発事故に対する放射能汚染対策を含む原発災害を追加し避難計画を策定すべきではないかと質したところ、市長は、大阪府地域防災計画の見直しの内容を見て検討すると答弁しました。
◆すべての小中学校に洋式トイレを
 現在、子どもたちの家庭では洋式トイレが一般的です。小中学校すべてのトイレを改修し「汚い・臭い・暗い」トイレを一掃すべきです。未改修のトイレ数と今後の改修計画、改修工事の国庫補助について質したところ、「和式は小学校で男子150個・女子358個、中学校で男子66個・女子161個で、今年度、池田中で男子3個・女子7個の洋式トイレ工事を実施しており、今後の整備については市の財政状況を考慮しながら市長部局と協議する。国庫補助については、大規模改造工事に該当すれば3分の1が対象になる」との答弁がありました。

# by susumu_namba | 2014-07-14 10:59  

議員定数1名削減 日本共産党は反対

 6月議会に、自民・公明・市民クラブ・民社友愛の4会派の議員が、現在23名の池田市議会議員の定数を1名削減する条例改正案を提出、また3名削減を求める請願1件、議員定数を削減しないよう求める請願2件が提出され、12日の議会運営委員会で審議したところ、議員定数1名削減が賛成多数で可決されました。
◆12日の議会運営委員会で審議
 議員定数問題を審議する議会運営委員会には、請願者に対して議長から出席要請の通知が届けられ、定数削減に反対の請願者(新日本婦人の会、みんなの会)は出席して趣旨説明を行い委員からの質問にも答えましたが、議員定数20名に削減市民運動の代表者は、欠席届も提出せず欠席理由も明らかにしないで欠席しました。これは議会軽視であり、署名した市民に対しても不誠実・無責任のそしりを免れません。
◆議会の役割は
 地方議会は、住民の要求を行政に反映させ、住民の暮らしと権利にかかわる予算の決定や条例の審議・議決を行うなど首長がすすめる行政をチェック・監視するなどの重要な役割をもっています。議員定数削減は、市民の声を市政に届けるパイプを細くし議会をますます市民から遠ざけます。「改革」というなら、市民の声を届けるパイプをむしろ太くすべきです。
◆市財政は厳しいのか
 「市財政状況は楽観を許さず」として財政を議員定数削減の理由にしていますが、池田市の財政は13年連続の黒字決算、昨年度の決算では基金総額68億8000万円で財政調整基金は46億円と年々増加しています。議員数を減らさなければならないほどの緊急事態でもありません。
 日本共産党は、議会経費の節減については海外視察の廃止など適切な予算執行を主張し、経費節減というなら議員定数を減らすのではなく議員報酬を削減すべきと10%カットを実施してきました。今回、議員報酬を元に戻しながら定数削減することは、議員自らの利益を優先し市民要求に背を向けることになると、日本共産党は議員定数削減に反対しました。

# by susumu_namba | 2014-06-18 09:34  

学校施設の耐震化・空調整備が進んでいます

◆秦野小のクーラー設置、この夏に実現
 5月半ばというのに、今年も池田ではすでに25度を超える真夏日の気温を記録しています。私が議員になってからずっと議会で質問し求めてきた「学校の教室にクーラーを」という子どもたちや先生の願いがやっと実現します。
 秦野小では、耐震工事に先駆けてこの夏、クーラー設置工事が行われます。大きな電気容量に耐えられるようにキューティクルや配線を更新し、2学期までにはクーラーが設置される予定です。子どもたちが安全に快適に学校生活を送れるように、耐震補強工事の完成が待たれます。
◆石橋小の耐震工事の実施決まる
 市内の小中学校が次々と耐震工事を実施しているなかで、教育委員会は「石橋小は周辺道路が狭いため耐震工事が実施できない」として、体育館や校舎の耐震化を行わず、石橋小中一貫校建設で石橋中に小学校校舎を増築し、今の小学校の運動場を小中共用のグラウンドにするという計画でした。
 しかし、小学校の統廃合や施設一体型の小中一貫校の問題点が指摘される中で、池田市は、石橋小中一貫校建設を見直し、耐震工事を実施するよう検討。
 その結果、石橋中の正門を入ったところから石橋小の敷地まで仮設の通路をつくって工事車両が通行できるようにして耐震工事を実施することになりました。老朽化している西校舎については、耐震工事をするか建て替えるか、まだ検討中とのことです。 
 耐震化と空調整備が実現したら、次はトイレの改修が課題です。

# by susumu_namba | 2014-05-16 13:37  

「消費税増税は社会保障のため」は真っ赤なウソ

 安倍内閣のアベノミクス政策により電気・ガス料金をはじめ生活必需品の物価がじわじわ上昇している中で、この4月から消費税8%への増税が庶民の暮らしを直撃しています。その一方で、年金支給額は昨年10月から1%引き下げ、この4月にはさらに0.7%引き下げとなり、高齢者の生活はますますきびしくなっています。
 「消費税増税は社会保障の財源のため」という政府の言い分は真っ赤なウソです。池田市でも3月議会に国保料の引き上げなど大幅な負担増が提案され、日本共産党の反対を押し切って可決されました。池田市の国保料は、最高限度額が年間4万円引き上げられて2人世帯で所得490万円を超えると81万円になり、平均保険料は12万3122円で8806円の値上げです。また、後期高齢者医療保険料も限度額が55万円から57万円に2万円引き上げられ、平均1171円の値上げとなります。
 日本共産党は、高すぎる保険料を引き下げるために、国庫負担金の増額を求めるとともに市の一般会計からの繰り入れを増やすよう求めました。
 また、安倍自公政権は、介護保険制度の改悪を進め、特別養護老人ホームの入所対象者を要介護3以上に制限し、要支援1・2は介護保険の対象から外して市町村の福祉施策に丸投げすることを決めています。池田市の担当者は、国の具体的方針が明らかになれば市として対処しなければならないと答弁しました。

# by susumu_namba | 2014-04-17 08:39