人気ブログランキング | 話題のタグを見る

国保料値上げに怒りの声

 今年も7月に国民健康保険料納付額決定通知書が市役所から送られてきました。その直後から市役所の窓口に、高くなった保険料についてたくさんの市民が質問や相談に押しかけています。先日、近所の年金暮らしの方から「年金は増えるどころか減っているのに、昨年に比べて国保料が年額1万5千円も高くなった」との相談がありました。
 長引く不況や雇用の悪化で所得は年々下がるうえに消費税の増税が暮らしを直撃しており、度重なる国保料の値上げで、ますます払いたくても払えないほど高くなっています。
 2014年度池田市の国保会計では、平均所得63万8415円に対し一人あたり平均保険料は医療給付費分で年額7万4,847円、前年度本算定と比べると1万1,809円の値上げです。後期高齢者支援金・介護納付金は賦課限度額がそれぞれ2万円引き上げられたため平均では若干の引き下げとなりましたが、それでも合計平均保険料は12万3,122円で8,806円の値上げとなります。
 国保料値上げの原因は、国が国庫負担金をどんどん減らしてきたことにあります。保険料の半分を事業主が負担をしている被用者保険と同じように、もともと国民健康保険も国と国保加入者が50%ずつ負担していたのに、現在は国庫負担金が20数%に減らされ、本人負担が70%以上になっています。国の負担割合を増やし、市も市民の命と暮らしを守る立場から一般会計からの繰り入れを増額して、国保料の大幅引き下げを行うべきです。

by susumu_namba | 2014-08-18 15:11  

<< 植樹桝と歩道の改修で安心して歩けます 6月議会の一般質問から >>